坐薬が上手に入りません。どうしたら良いですか?
先端に水やオリーブオイルなどを塗ってみましょう!
【解説】
坐薬をすんなり挿入することができない場合は、無理に使用せず、水やオリーブオイル、ベビーオイル、ワセリンなど潤滑剤として使ってみましょう。これらは、肛門内部に入ったとしても、体に悪影響を与えることはないので安心して使えます。
また、坐薬を使用するうえでの基本情報も載せておきますので、併せて確認してみてください(^_^)
〇尖った先端の方から入れましょう!
坐薬の最も太い部分が内肛門括約筋(肛門から3~5cm)まで入ると、スーッと奥まで入って、排出されにくくなります。この形には、ちゃんと意味があるんですね。坐薬をカットした場合も、必ず太い方を先端にして使用しましょう。
〇小さいお子さんの場合は、おむつ交換の体勢。大きいお子さんの場合は、横向きで膝を曲げた体勢(シムス位)がよいでしょう。
これらの体勢は、挿入による痛みを軽減します。シムス位は肛門周囲の触診の際にも使われます。挿入後は、ゆっくりと膝を伸ばすことで、肛門括約筋がしまるので坐薬が排出されにくくすることができます。
〇坐薬挿入後は、肛門を4秒~3分程度おさえておきましょう。
坐薬を入れたあと、どれくらいの時間押さえるべきかを調べると、最短4秒・最長3分という情報を得られました。
正式な回答は難しいのですが、入れてすぐに手を離すというのは避けましょう。お子さんを相手に3分はなかなか大変かと思うので、個人的には5秒くらいから試してみても良いかと思っています。ちなみに、我が家では5秒で問題ありませんでした。
〇挿入の刺激により排便を誘発することがあるため、排便後の使用が推奨されます。
坐薬を入れてすぐに排出されたら意味がないので、排便後の挿入が理想になるのですが、お子さん相手ですと、なかなか大変ですよね。
コミュニケーションがとれる年齢であれば、便意を確認の上使用すると良いのかと思いますが、小さいうちはあまり気にせず使用して良いと思います。挿入後すぐに排便があった場合の対処法は、コチラを参考にしてみてください!
どうしても坐薬を嫌がるような場合は、粉薬やシロップなどの別の剤形もありますので、医師や薬剤師に相談してみても良いかと思います。
詳しくは、コチラをどうぞ。
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